待ち続けた序章

優しくはぐれていく夢

夜に始まる愛の歌

「日が沈むね」

君の中の君を救いたい

残った太陽は、あとひとつ

あれからの日々

地上のすべてが愛しい

そして二人は一人を見つけた

もう一度、一緒に戦って

穢れのない仇

臆病な光が君にも見える?

熟れ損

あなたの痛みに目を凝らす

同じ傷跡

一緒に両手で抱えてもいいよね

いつまでもありがとう

思い出よりあなた

それが僕が芝居を続ける理由

目覚めた頃には愛を土産に

夜の兵の弱点

懐から芽吹いて咲いて感謝

花待って遅い春を知る

きみが笑うなら一生きみを騙してあげる

過ぎ去る光

青くて笑ってて乏しいものなんだ

彼の両手はなにを知らないと言うのか

引っ掻いたら夢が底ついた

虎飼いの片手

そんな日に君は生まれたのだと思う

世界を沈めた男の遊泳

夕凪に笑ったのは誰